はじめまして。ジャニオタの世界へようこそ

2007年夏

元々探偵のドラマが好きな私が出会ったのが、当時人気だった“ 探偵学園Q”だ。

神木隆之介くんや志田未来ちゃんは年も近く人気な子役だったし、明るいキャラで物語の中でも重要な役柄。当然そちらに目がいった。

だが、物語後半になってくると“ 天草流”と言う人物がキーワードとなる回が増え私も気にすることが増えた。そこで初めて、感じたのだ。

 

この子、、かっこいい!!

 

そこからは一直線だった。調べて“ 山田涼介”という名前にたどり着いたがジャニーズに全く詳しくなく、一体この子はどんな子なの?俳優?と言う疑問が残るままドラマも最終回を迎え、山田涼介に対する気持ちもフェードアウトするのだった。

 

そんなある日、音楽番組を見ていたらHey!Say!JUMPというグループがトークをしていた。自分とあんまり歳が変らなくて若い。この子達ジャニーズなんだ〜。って思ってた矢先にあの天草流くんが!!!この子ジャニーズだったの!?このグループ最近デビューしたんだ!!ってだんだんと興味も沸いてて気づいたらメンバー全員言えるくらいまでになっていた。(ちなみに、伊野尾と有岡の違いがわからず最後まで覚えるのに時間がかかった)

 

そこから彼らはCDをバンバンだしてTV露出も増え、特に山田涼介は群を抜いてTV出演もドラマも多く完全に彼の虜だった。

そんな私が完全にジャニオタの世界に踏み入れる第一歩となった2009年

Hey!Say!7が地元でコンサートをすると新聞に載っていた。しかも電話でチケットが取れるというのだから、親と協力して電話をかけ見事チケットを取ることが出来たのだ。

コンサート初心者だった私にチケットの座席表記を見ても何も分からず、初めてジャニーズに山田くんに会えるんだ!と言うわくわくだけで十分だった。

 

そして向かえたコンサート当日。席に着くと、目の前は通路自分の隣も階段でとても視界が良くステージも見やすい席だった。コンサートが始まると流れる大音量の音楽、そしてずっと会いたかった彼らの姿が。初めて見た彼らはとてもキラキラしててこれがアイドルなんだと思い知らされたと同時に、これからも見たいと言う衝動に駆られるのだった。

そんなボルテージMAXの私の目の前に見たことのない乗り物みたいなのが登場した。そう、トロッコだ。コンサート初心者の私には訳が分からず、何が起こるんだ?と言わんばかりの目でそちらをガン見していると圭人がそこに乗り込んできたのだ!そしてその物体は自分の方に向かってくる。そして手を伸ばし初めてアイドルの手に触れた。山田くんではなかったけど当時の私にとっては誰でも嬉しかったのだ。しばらくして今度は反対方向からまた誰かが来る。ずっと見てるとそれは大好きな山田くんだったのだ。まだ全然先にいるのに私の心臓はこれでもかってくらいにバクバク。声も出ないし体が硬直しきっていたところにトロッコが。勇気を振り絞って手を伸ばし大好きな山田くんとのハイタッチに成功。その後はひたすら放心状態。気づいたらコンサートが終わっていた。

 

次の日はもう1日中コンサートの余韻が抜けず頭がふわふわしてた。昨日の出来事は全部夢なんじゃないかと。ほんとに私は山田くんに会ったんだと、、、。

それが私がこの世界に踏み込んだ第一歩だった。